ドラム初心者のための楽譜の読み方① 音符の長さ・音符の種類・休符・ドラム譜について解説
ドラムには音階がないので、ドラム初心者の方はまず音符の長さについて覚えれば良いかと思います。この記事では、音符の長さ・音符の種類・休符・ドラム譜について解説しています。
音符とは?
音楽の中の、音を出す部分を表した記号のこと。
それぞれ音の長さ、高さを指示しています。
単位は「拍」で、1拍(ぱく)、2拍(はく)と数えます。
ドラムの譜面
ドラムには”ドレミファソラシド”の音階がないので、楽譜はとってもシンプルです。 下の画像のようになります。
左は基本的なドラムのセッティングを上から見た図です。
ドラムの譜面には、明確な決まりがないので右の図とは違う譜面もあります。 基本的な並びは上からシンバル→ハイハット、ライド→ハイタム→ロータム→スネア→フロアタム→バスドラムの順番に表記されます。
単純音符
全音符(4/4拍子で四分音符4拍分)を基準とし、そこから2で割っていき出来る音符のこと。
下記の表のようになります。
全音符を2で割ると2分音符、2分音符を2で割ると4分音符・・・という風に下に行くほど分割されていき、音符の長さは短くなります。
全音符
全音符は、実際の楽譜では1小節分の長さになります。
4/4拍子では四分音符4つ分の長さ、3/4拍子では四分音符3つ分の長さになります。
付点音符
音符の横に黒い点が付いたものは、付点音符といいます。
付点音符は、点が付いた音符の1/2の長さが足されます。
付点二分音符の長さは、
二分音符(2拍) + 1/2の四分音符の長さ(1拍) = 付点二分音符(3拍)
となります。
休符とは?
音を出さない部分を表す記号です。
音を出す部分は音符で表記、音を出さない部分は休符で表記となります。
休符の長さと種類
考え方は、音符と同じです。
下記の図の左が名称と記号、右は長さを表しています。
音符や休符の数える時の単位は、拍(はく)といい、太線のメモリを1拍として見ていきます。
例えば、付点二分休符なら3拍となります。
全休符
全休符は、1小節分の長さになります。
拍子によって長さがかわり、4/4拍子なら四分休符4拍分の長さ、3/4拍子なら四分休符3拍分の長さになります。
付点休符
音符の横に黒い点が付いたものは、付点休符といいます。
付点音符は、点が付いた休符の1/2の長さが足されます。
付点二分休符は、
二分休符(2拍) + 1/2である四分休符の長さ(1拍) = 付点二分休符(3拍)
となります。
楽譜を読めることのメリット
1、効率がいい
耳で聴いて叩くというやり方だと、そのフレーズを何度も聴かないとなかなか同じようにできません。
楽譜が読めれば、書いてある通りに叩けば良いので練習の効率が上がります。
2、リズムの理解が深まる
ドラムは音程(ドレミファソラシド)が無いので、リズムのみで音楽を表現しなくてはなりません。
どこが音符でどこが休符なのかをはっきり理解することで、なんとなく演奏するよりもより音楽的な演奏になります。
3、自主練習で困らない
ドラムの教本は、ほとんど楽譜の読み方については書かれていません。
自力で読むことができれば、色々な練習に挑戦しやすくなります。
ドラム初心者の方には、最初のうちに楽譜を読めるようになった方が
練習の効率も上がるのでおすすめです。
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