ドラム初心者のための楽譜の読み方② 小節・拍子・音部記号・反復記号・速度
こちらの記事では、小節・拍子・音部記号・反復記号・速度について解説しています。
楽譜を読むときに役立つ基礎知識が身に付きます。
曲の楽譜、バンドスコアを読めるようになりたい方は必見です。
ドラム初心者のための楽譜の読み方 小節・拍子
小節とは?
小節とは、楽譜を規則的に区切った部分のことです。
音符が入る箱のようなものだと考えてください。
拍子とは?
リズムを一定の周期で区切ったものです。
拍子により、1小節(音符が入る箱)にいくつ音符が入るかが決まっています。
どういった基準で区切られているかは、拍子記号によって表記されます。
拍子記号
リズムが、何の音符を基本に、いくつ分で区切られているかを示す記号。
分数のように表記し、分母が基本となる音符、分子がその音符の数を表します。
たとえば、4/4拍子なら、四分音符4つ分の長さでリズムが区切られているとなります。
- 4/4拍子の場合、1小節に入る音符の長さは四分音符4つ分
- 2/4拍子の場合、1小節に入る音符の長さは四分音符4つ分
- 6/8拍子の場合、1小節に入る音符の長さは八分音符6つ分
音部記号
記譜の際、楽器の音域によって使い分けられる記号を音部記号と言います。
ト音記号
中音域~高音域の記譜に用いられる音部記号
へ音記号
低音域の記譜に用いられる音部記号
ドラム譜にはこちらが用いられますが、音部記号が省略されることもあります。
ドラム初心者のための楽譜の読み方 反復記号・速度
反復記号とは?
小節の繰り返しを省略するための記号や標語のこと。
同じメロディーを繰り返すとき、すべて書くと長くなりますし見難いので
反復記号を使って省略します。
反復記号を覚えれば、楽譜を読み進めていく順番がわかります。
主に以下のものがあります。
【リピート・マーク】
二重線に点々が付いた記号で、点々が内側に向いている間の小節を繰り返して演奏します。
【カッコ】
カッコの中に数字が表記され、リピート・マークとセットで使われます。リピート1回目は1カッコ、リピート2回目は1カッコは演奏せずに2カッコに飛びます。3カッコ以降もあります。
【ダル・セーニョ】
セーニョ・マークという記号の小節まで戻り、そこから演奏します。
【コーダ】
to Codaから記号の部分(Coda)に飛びます。曲のエンディング部分によく使われます。
【ダ・カーポ】
楽譜の一番始めに戻ります。
【フィーネ】
曲の終わり。この部分で演奏を終えます。
例として、以下の楽譜で読む順番を確認してみてください。
速度(テンポ)とは?
曲の演奏速度をテンポといいます。
ポピュラー音楽では主にメトロノーム記号で表記されます。
拍子の基本となる音符(1拍)の1分間の拍数を示したもので、
上記の場合は4分音符が1分間に100拍演奏されるテンポということ。
メトロノームをテンポ100で鳴らした時、それを4分音符ととらえるという事です。
まとめ
楽譜上の理論はもっと複雑なものもあります。ですが、ドラム初心者の方が基礎練習やバンドスコアを読むうえではこちらの記事と音符の長さが理解できていれば十分かと思います。
コメント