音符・連符のカウント方法(連符の数え方)
この記事では、音符・連符のカウント方法をご説明します。
ここでいうカウントとは、バンド演奏の前にドラマーがするカウントではなく、連続して音符を叩くときの音符の数え方という意味です。
では、なぜカウントが必要でしょうか。例えば、こんな悩みはありませんか?
「連符を叩くと拍とずれてしまう」
「リズム取りにくくて苦手」
カウントをすることで音符の位置を把握しやすくなります。拍の中で均等に叩けるようになるため、「リズムが取りにくい」、「拍とずれてしまう」という悩みを解決できます。
また、音符・連符を叩くとき以外にも使うことができます。テンポが遅くて音と音との空白が長い時、頭の中でカウントすることで走りにくくすることができます。演奏中など、声に出しにくい場面では頭の中でカウントをしましょう。
連符とは?
単純音符を2分割ではなく、違う数で分割した音符のこと。
単純音符とは、全音符(4/4拍子)を2分割していき出来る音符で
2.4.8.16.32分音符のことです。
連符には、3.5.6.7.9.11連符などがあります。
カウント方法(連符の数え方)
4分音符~32分音符のカウント方法をご紹介します。叩きながら、声に出して練習しましょう。カウントが音とずれてしまうと意味がないので、必ず音に合わせて言うようにしてください。
- 基本的に英語で数字を数え、「7(セブン)」など長いものは「7(セ)」というように短くしています。
- 基本的に拍子を基準に数えます。5連符・7連符は、1拍目からすべて同じカウントをします。
- 「+」とは、「&」のことで、「&」と表記する場合もあります。
4/4拍子でのカウントは以下の通りです。
【4分音符】
表記: 1 2 3 4
カウント: ワン ツー スリー フォー
【8分音符】
表記: 1 + 2 + 3 + 4 +
カウント: ワン エン ツー エン スリー エン フォー エン
【3連符】
表記: 1 ti ta 2 ti ta 3 ti ta 4 ti ta
カウント: ワン ティ タ ツー ティタ スリー ティ タ フォー ティ タ
【16分音符】
表記:1 e + a 2 e + a 3 e + a 4 e + a
カウント:ワン イー エン ダ ツー イー エン ダ スリー イー エン ダ フォー イー エン ダ
【5連符】
表記: 1 2 3 4 5
カウント: ワンツースリーフォーファ
【6連符】
1 ti ta + ti ta 2 ti ta + ti ta 3 ti ta + ti ta 4 ti ta + ti ta
カウント:ワンティタエンティタ ツーティタエンティタ スリーティタエンティタ フォーティタエンティタ
【7連符】
表記: 1 2 3 4 5 6 7
カウント: ワンツースリーフォーファシセ
【32分音符】
表記: 1 e + a + e + a 2 e + a + e + a 3 e + a + e + a 4 e + a + e + a
カウント: ワンイーエンダエンイーエンダ ツーイーエンダエンイーエンダ スリーイーエンダエンイーエンダ フォーイーエンダエンイーエンダ
まとめ
音数が増えるとリズムがとりにくく、特に5連符や7連符などの奇数は
叩いた数が分からなくなりやすいです。
カウントを取ることでリズムがとりやすくなります。
また、その拍子の基準である拍(4/4拍子なら4分音符)より細かい音符にしっかり意識を持って練習することで、テンポ・キープの能力向上にも有効です。
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