「キメ」と「ブレイク」
曲を演奏する際、知っておきたい「キメ」と「ブレイク」について解説していきます。
「キメ」とは?
楽曲の中で、あらかじめ決められているリズムの変化のことを「キメ」といい、バンド全体でそのリズムを合わせます。
ジャンル問わず多くの楽曲に出てきます。
ドラム譜にはキメのリズムのみが記され、叩く内容はドラマー自身で決めることが多いです。
キメの前に「呼び込み」と呼ばれるFill inを入れ、キメに繋げやすくする場合もあります。呼び込みを入れるか入れないかは曲によって様々です。
「呼び込み」は、複雑なFill inよりもバンドメンバーが合わせやすいような”キメに入りやすいFill in”を考えていれます。
①の楽譜にパターンを当てはめたものが、Aの楽譜です。
最後の線で入った音符がキメです。
キメのリズムの前にFill inを入れる指示がありますが、ここが「呼び込み」になります。キメに入りやすい、シンプルなFill inをいれましょう。
「ブレイク」とは?
演奏を一時的に停止する部分を「ブレイク」といいます。バンド全体でブレイクし空白になる、もしくはソリスト(ソロを演奏する人・独奏者)のみになります。
こちらも「呼び込み」をいれてみましょう。
ブレイクの楽譜にパターンを当てはめたものが、Aの楽譜です。
ブレイクの際に音が残ると効果が薄れるので、しっかりと音を止めます。
「キメ」と「ブレイク」のある曲
「ルパン三世のテーマ’78」/大野雄二
キメ自体がとても有名ですよね。
「Ozone Baby」Led Zeppelin
サビ終わりにブレイクがあります。
まとめ
「キメ」と「ブレイク」共にリズムが強調されるので、ドラマーがバンドをまとめる意識で明確な演奏を心掛けると良いでしょう。
ぜひ意識して練習してみてください。
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