楽器はすぐに上手くなるものではないというのが大前提ですが、それにしても自分は成長が遅い気がする・・と感じる方にぜひ意識してほしい5つのポイントをまとめました。
「練習してるのに上手くならない!」
「人より上達が遅い気がする・・要領がわるいのかな?」
「ダメ出しばかりされてしまう・・・」
このように感じる方へのヒントになると思いますので、ぜひ読んでみてください!
「ドラムが上手くならない・・」そう思ったら絶対にやるべき!上達を早める5つのポイント
自分の音を客観的に聴く
自分の出している音をよく聴くというのは、上達するための重要ポイントです。
どんなささいな練習でも自分の音をしっかり聴いて、メトロノームとずれているところは無いか、音量バランスは良いか、きれいな音が出せているかなどをチェックしましょう。
それをしなければ改善すべき欠点を自覚することができません。
目標は録音に頼らず自分から気づくことです。
自分の耳を頼りに叩きながらでも修正できるようになると、バンドで合わせた時に周りと自分の音を聴き比べ音量差やテンポのずれに対応することができます。
まずは自分で気づいたことをすべて改善してから録音してみるのがおすすめです。
思考量を増やす
何も考えないのが一番ダメです。
楽器は考えたら考えた分だけ上手くなります。逆に何も考えずにひたすら叩いているだけでは上達のスピードは著しく遅いでしょう。
やってる意味が分かってないまま基礎練習をしていても上手くなりません!
“この練習でどんなことを習得するべきなのか・習得したことは演奏にどう活かせるのか”をきちんと理解している人としていない人では大きな差が出ます。
■練習では・・・ ・自分の苦手を克服するにはどんな練習が必要か ・この練習でどんなことを習得するべきなのか ・基礎練習で出来るようになった技術は演奏のどんなところで活かせるのか
■演奏では・・・ ・自分がどんな音を出せばもっと良い演奏になるか ・自分の演奏は相手にどう聴こえているのか
など、考えることはたくさんあるはずです。
表現力を上げる
技術は表現するための手段でしかありません。
楽譜通り正確に叩けば「叩けた」と思ってしまうドラム初級者の方は本当に多いです。
好きなプロアーティストの楽曲をコピーして叩いたことがある方も多いと思いますが、
全く同じフレーズを叩いているのに自分の演奏とプロの演奏は全然違って聴こえる・・と感じたことがあるのではないでしょうか。
何が違うのでしょう?
一番の違いは表現力の差です。
だから同じフレーズなのに違って聴こえるのです。
フレーズのコピーだけに終始する演奏は言ってしまえばだれでも出来ます。
例えるなら、誰かが用意した作文を抑揚なくただ棒読みしているようなものです。
同じ内容を伝えるにしても、自分なりの言葉や声のトーンで話した方が伝わりやすいと思いませんか?
演奏を通してこういうことを伝えたい・こんな風に表現したい・自分ならこう叩く!など、何かしらの意思を持って演奏してみてください。
せっかく楽器を演奏するなら、そういった本質的な楽しさをぜひ知ってほしいなと思います。
もちろん技術をないがしろにして良い訳ではありません。
自分の表現を存分に発揮するためには高い技術力があった方が確実に有利です。
こういう表現がしたい!と思っても技術的に叩く事が出来なければ結局表現できません。
人前で演奏する
誰でも「恥はかきたくない!」「バンドメンバーに迷惑をかけられない!」と感じるので、
自然に努力の基準が上がります。
特にライブなどたくさんの人の前で演奏するとなったら、人に聴いてもらえるレベルに到達するために一生懸命練習するはずです。
そういった機会がない場合、先生や友達の前で叩くなどでも良いと思います。
ポイントは、本番で出せる実力は練習の80%だと思って練習すること。
誰でも本番は緊張したり舞い上がったり体調だって違うはずです。
「こんなもんでいいか」と程々のクオリティで本番に挑むと、「思ってたより全然叩けなかった・・」と悔しい思いをする羽目になります。
自分の実力を出し切りたいと思う大事な演奏なら、しっかり根を詰めて練習する必要があります。
自信を持って叩く
自信のなさそうに叩いていると、聴いてる人はわかってしまいます。
演奏者の性格や心情って意外と音に出ます。
あなたが「退屈」「嫌だ」と思いながら叩いていると、聴いてる人はもっと退屈で嫌だと思ってます。
演奏中はミスの反省や練習不足の後悔はせずに自信を持って叩きましょう。
演奏が粗くても一生懸命さが伝わってグッと来た!なんてこともよくあるのです。
出来なかったことはまた次回に活かせばいいと前向きに考えると気が楽になりますよ。
まとめ
以上5つのポイントを紹介しました。ぜひ普段の練習や演奏で実践してみてください。