テンポ・キープのコツと練習方法・安定した演奏をする為のポイント【ドラム】

ドラム基礎

「テンポキープが出来ない」
「本番になるとはしってしまう(速くなってしまう)」

という方の為に、私なりのテンポ・キープのコツや安定した演奏をする為のポイントをご紹介します。

テンポ・キープは難しい?

テンポ・キープの練習にはメトロノームが必要不可欠ですが、メトロノームにひたすら合わせてるだけでは絶対に出来るようになりません。小さい頃から楽器をやっていて、音感やリズム感が鋭い人は可能でしょうが、普通の人が、テンポそのものを身体にしみこませる・記憶することはとても難しいのです。

例えば、日々私たちは時計の時間に合わせて生活していますが、毎日同じ時間に同じことをしていたとしても、今日は時間が早く感じる。遅く感じる。ということがあるかと思います。テンポ・キープしようとする時は自分のテンポ感を頼りにするかと思いますが、それも時間の感覚と同じく絶対的なものではないです。

ならどうするのかというと、欠点を自覚し、あらかじめ対策を考えておくことです。
当たり前のことと思うかもしれませんが、実際やるのはなかなか難しいです。

テンポ・キープのコツと練習方法

①欠点を自覚

まずは、テンポ・キープ出来ない部分はどこなのかを把握しましょう。

自分がどこではしってるのか、遅れてるのか自覚出来ないと、自分の意図しない所でテンポが変わってしまいます。
そうならないためには、自分はこの部分ではしる、この部分で遅れるという欠点を自覚する必要があります。

  1. メトロノームを16分音符などで細かく鳴らしそれに合わせて叩きます。ポイントは裏拍(拍と拍の間)を意識すること。表の拍だけが合っていても、裏拍の音粒がそろってないとメトロノームを外した時にまたもとに戻ってしまいます。
  2. メトロノームとずれてしまう所があったら、遅れてるのかはしってるのか、どの音がそうなのかを見極めてください。録音するのも良いですが、自分の耳でも分かるようになったほうが良いです。
  3. メトロノームの音は聞き流すのではなく、モノサシのように自分の音と聞き比べるために使いましょう。

②修正・対策

ずれている部分は、なぜそうなってしまうのか考えてみてください。
以下の場合はそれらを先に解決しましょう。

原因① リズムにノれてない

リズムがたどたどしい場合。メトロノームを一旦やめて、まずはノリを出すこと。
自分がどう叩いたらこのリズムが活きるのか、聴いている人がノってくれるのかを考えてみましょう。

原因② そのフレーズを叩く技術が足りてない

基礎練習も加えながら、まずは叩けるように。

または、自分のレベルに合わせたフレーズに変えます。

原因①②で問題ない方はメトロノームを細かく鳴らし、ずれてる音を意識して修正しながら練習します。
どうしてもはしる場合は本番のテンポよりゆっくり練習、遅れる場合は速くしてみるのも手です。
こう叩けばずれないという自分なりのコツを掴めればOKです。

③本番は練習を再現

②で分かった、こう叩けばずれない自分なりのコツを本番でもやります。

練習したときにずれてしまう部分を意識して叩いたと思いますが、本番も同じようにやります。

本番は緊張したりして普段通りにいかないこともありますが、こうすれば大丈夫!という対策がわかっていれば後はその通りにやるだけです。どこでずれるのか自覚していれば、漠然とテンポ・キープしようとするより確実かと思います。

安定した演奏をするには?

テンポ・キープの話をしましたが、曲の最初から最後まで一定のテンポで叩けばかっこいい演奏になるかといえば、そうとは限りません。


大切なのは、後ろノリ(メトロームより少し遅め・重め)前ノリ(メトロームより少し速め)ジャスト(メトロームにぴったり合う)どこに当てはめたらこのリズムが活きるのか、自分がどう叩いたら聴いている人が心地よいのかを考えることです。

セクションごとに意識を変える

私個人の感覚ですが、最初から最後まで一定のテンポで叩けば安定して聴こえるかというとそうでない場合もあります。

例えば、イントロ~Aメロが疾走感のある前ノリのリズムでBメロでためたような後ろノリのリズムになる曲の場合。一定の速さで演奏しても疾走感のあるリズムは速く聞こえ、重めのリズムは遅く聞こえます。
Aメロまで疾走感があるならBメロはさらに遅く聞こえます。曲としてはそういう変化を出すためにリズムを変えているのでそれでいいのですが、自分もその後ろノリにそのまま流されて叩いていると、テンポそのものがどんどん遅くなりがちです。

もともと遅く聴こえるリズムを遅く叩くと、重くなりすぎていきなりガクッと音楽が止まったように聴こえてしまいます。あえてその効果を出したい場合以外は、遅くならないことを意識すると良いでしょう。
そうすることで、リズムの変化を効果的に活かせ、聴いてる人には安定した演奏に聞こえます。

まとめ

音楽のノリを出すことをグルーヴといいますが、走りまくっててもバンドが一体になってグルーヴしていればいいのです。テンポの正確さだけを求めてそのグルーヴが無くなってしまっては良い演奏とは言えないでしょう。


ただし、テンポ・キープ出来ないのとあえてやらないのは違いますし、テンポ・キープしてるからこそ良くなることが多いです。ぜひ練習してみてください。

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