練習中、上手くいかなくて困ったことはありませんか?
「このフレーズがどうしても叩けない」
「何回練習しても出来ない」
今回は、練習でつまずいた時の対処法をご紹介します。
こんな練習はNG!
・がむしゃらに何回も叩く
・出来ない部分を一気にやろうとする
上記は、よくやりがちの効率の悪い練習方法です。
誰でも出来ないと焦るし、早く解決したくて一気に何回も叩いてしまいます。
しかし、これではなかなか叩けるようになりません。
では、具体的にどう練習すれば良いか解説します。
例として下記のフレーズでつまずいたとします。
対処法① 分解する・組み立てる
分解する
フレーズを1拍ごとにパーツとして分解します。
譜面は4/4拍子なので、4パーツに分かれます。
それぞれをパーツA、B、C、Dとします。
パーツA、B(1、2拍目)だけを練習
パーツA、B(1、2拍目)だけを練習します。メトロノームを鳴らさなくていいので、一音一音確認する意識で叩いてください。
自分が絶対間違えないスピードで確実に。
ここでの重要なポイントは、一回叩いたら必ず止まることです。
間違えても正しくできても、一呼吸置いてからもう一度叩きます。
がむしゃらに何回も叩いたり、一気にやるのはダメです!
パーツC、D(3、4拍目)だけを練習
パーツC、D(3、4拍目)だけを練習します。パーツA、Bと同じように練習します。一回叩いたら必ず止まるのを忘れずに。
A、BとC、Dで分けてもつまずくときは、さらに細かくパーツA、B、C、Dを1つずつやってみてください。
(1)~(3)が出来たら(4)に進みます。
組み立てる
次にパーツA、B、Cまでを練習します。
叩く範囲が長くなってくると間違えやすくなります。
この時のポイントは、フレーズを流れで捉えるのではなく、パーツを組み立てるイメージを持つとそれぞれの部分への意識が向きやすくなります。
ブロックやパズルのように、それぞれのパーツをどんどん組み立ててフレーズを完成させるイメージです。
叩き進める時に、「パーツA…出来た!パーツB…出来た!パーツC…出来た!」という風に順番に意識が向くので間違えにくくなります。
最後に、パーツA、B、C、Dすべて組み立てたら完成です。
※補足
分解するとき、1拍ごとまで細かく分けなくてもOKです。
ある程度まとめても叩ける場合は、きりの良いところで分けてください。
対処法② フレーズを口で言ってみる
下記のように何か擬音語をつけてフレーズを読んでみましょう。
バスドラムは「ド」、スネアドラムは「タ」などパートごとに読み方を変えます。
言いながらゆっくり叩いてください。
意外とこれだけでも効果があります。
対処法③ 基礎技術を補う
自身の基礎技術がまだ足りない為、叩けないということもあります。
手がもつれる、ペダルを拍通りに踏めないと言った場合は、一旦そのフレーズから離れて別の練習を取り入れましょう。まず出来ない理由を考えて、どんな練習を取り入れれば良いか判断します。
例えば、手がもつれる場合はストロークの練習、ペダルがうまく踏めない場合は下記のような練習などが効果的です。
まとめ
練習はやり方を工夫して効果的に!
3つの対処法をご紹介しました。
実際叩きたいフレーズをそのまま練習するだけでなく、必要に応じてやり方を工夫していくと上達が早くなります!
ぜひ参考にしてみてください。
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